久々にとてもいい作品に出会ったので、書きたいと思います

渡瀬悠宇先生の「櫻狩り」です。

渡瀬先生はアラタカンガタリ、絶対彼氏、ありす19th、ふしぎ遊戯などを読んだことがあります。

今回たまたま古本屋さんで目について、買ってみました。定価じゃなくて、ごめんなさい

舞台は明治?大正?、耽美系というものではないでしょうか。

結構えげつないお話で、性描写も多いですが、さすがは渡瀬先生、表現の仕方が上手いです。
あらゆる要素や伏線が盛り込まれてます。詰め込みすぎではないかな?と思うところもありましたが、要素、伏線を終盤でちゃんと回収してるのでお話をまとめるのがうまいな、と思います。

終盤にかけては涙ぐみながら読んでました。

正直、これはBLなのかと問われると微妙なところはあります。

私が思うにBLって、最後は必ずハッピーエンドなイメージがあるんですが、これは捉え方によってはそうではないですし

ですが、素晴らしい作品には変わりないと思います。一味違う、読みごたえのある作品を読みたい方は、是非。

BLというジャンルにとどまってないと思います。

渡瀬先生は、漫画を表現する場として捉えている、ということがひしひしと伝わってくる作品でした。

普段はBLを手に取らない方にも読んでもらいたいです。話が重い上に同性愛を扱う作品であるため、むずかしいかもしれませんが

商業BLにどっぷりハマってる今となっては無理ですが、商業BLにハマってない自分が読んだらどう感じたのか、とても気になります 笑